Q. AETに入社したきっかけを教えてください。
大学院修士課程の時の研究会でAETのブースに出会ったことが入社のきっかけです。当時、装置の高度化に関する研究にシミュレーションを使っていましたが、そのソフトウェアを使いこなすことに苦労していました。ブースの展示を見てAETがシミュレーションソフトウェアを取り扱っていることを知り、「ここならもっと深く学べるはず」と直感しました。
博士課程への進学が決まっていましたので学生アルバイトとしてAETに入社。ソフトウェアだけでなく、専攻分野に関連したハードウェアにも携わることができ、実践を通じて多くの知見を得られました。大学院修了後は正社員としてAETでのキャリアをスタートし、今も変わらずこの環境で学び続けています。
Q. 仕事の中で特にやりがいを感じる瞬間は?
シミュレーションやハードウェア製品を、実際の設計や先端研究の現場でご提案する仕事は、自分の知識や経験を深める良い機会になります。大学で学んだことや研究室で得た知見がより実践的に磨かれ、さらに未知の分野や装置にも触れることで、自分の専門領域が広がっていく感覚があります。
そうして得た視点でお客様と向き合うと、信頼をいただけることも多く、課題解決につながった際には「良い結果が出ました」「今では頻繁に使っています」といった声をいただけることも。その瞬間に、この仕事の意義とやりがいを強く実感します。
Q.ワークライフバランスや働きやすさについてどう感じていますか?
ワークライフバランスを保つうえで有給休暇はとても重要だと感じていますが、AETでは入社以来、気兼ねなく取得できています。
ライフスタイルは人それぞれですが、土日にしっかり休みをとれるように、時には有給を使って平日に家の用事をすませることもあります。丸一日必要ない時は半休を活用していますし、時間単位での取得も可能なので、柔軟に使える点はとても助かります。
少し前になりますが、1週間の休暇を取ってイタリアやアメリカに旅行したこともあり、そうしたリフレッシュができる環境もありがたいですね。
Q.今後のキャリアビジョンや挑戦したいことは?
ハードウェア製品で培った知見と、シミュレーションを通じてさまざまな機器や装置に関わってきた経験を掛け合わせて、新たな課題解決のアプローチやサービス、製品の提案につなげていきたいと考えています。
近年では、3次元解析が標準化しソフトウェアの機能も大きく向上していますが、まだシミュレーションで再現しきれない複雑な物理現象も多く残っています。そうした未対応領域に積極的に関与し、より高精度かつ汎用的なシミュレーションを提供することで、活用の幅をさらに広げていけたらと思っています。
Q. AETに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします。
AETが扱う製品は、目に見えない電磁波や特殊な技術を使ったハードウェアなど、普段の生活ではなじみが薄いかもしれませんが、実は話題の分野や社会を支える重要な場面で幅広く活用されています。ソフトウェアもまた、自動車・通信・医療・半導体など、さまざまな産業や最先端研究の現場で使われており、その応用範囲の広さは魅力の一つです。
こうした製品やサービスを提供するには、多様な知識や経験が必要です。専攻や前職の分野にかかわらず、たとえ「電磁波」や「荷電粒子」といった言葉にピンとこなくても、これまでの学びや仕事で得た力を活かせる場面がきっとあります。挑戦を楽しみたい方、お待ちしています。